食糧自給率からみる都会と地方の違い
コロナウイルス流行により、多くの方が危機感を感じましたね。
特に、首都圏に住む方々。二次産業、三次産業にたずさわる方。
不安でいっぱいの中、かなり神経をすり減らしてらっしゃると思います。
今後も度々発生するであろう、ウイルス感染、災害を考えると、ぞっとしますね。
他方で、農業、漁業、林業等の一次産業を中心とする地方でも、もちろん大きな影響を受けました。
しかし、そこまで精神的に滅入る状態にはなってません。
影響の大小は、首都圏も地方も大差はないと思いますが、
その影響による、精神的な不安、ストレスには大きな差があるように感じます。
それは、県民が生きていける程の一次産業が県内に存在していることの差から生まれると思います。
つまり、各都道府県内に、県民が食べていけるだけの食糧がどれほどあるか、という事です。
都道府県別の食糧自給率を見てみると(生産額ベース、H28年度数値)
- 北海道:209%
- 青森:260%
- 長野県:126%
県民が食いっぱぐれることはなさそうですね。
- 東京:3%
- 大阪:5%
都会と地方では、差が歴然です。
もし日本が都市封鎖、ロックダウンしてしまい、物流が止まってしまったら・・・・
その可能性は日に日に増しているように感じます。
少ないかもしれないと
それでも今後、そのリスクと共に生きていかなければなりません。
他方、地方では、
県外に出荷できなくなることで、その分の売上が減りますが、スーパーの地元産野菜売り場や直売所で県内向けに販売されます。
農家の場合、コロナが流行ったとしても淡々と農作業に励むのみです。
農家の場合、コロナが流行ったとしても淡々と農作業に励むのみです。
上記食糧自給率を意識している県民は少ないでしょうが、
地方の田園風景が上記数値を物語ってます。
その風景が県民を、深層心理で安心させるのです。
また、友達、ご近所に農家の方が多くいるので、
「いざという時には○○さんちから野菜を買おう」
と考えれば、安心できます。
また、そもそも、田舎には三密の空間がほとんどありません。
近所を散歩してても、人とすれ違うことは稀です。
そのため、三密を避けるといっても、普段の生活は大きく変化しないのです。
自給自足の生活が、災害、ウイルス流行による不安を軽減する
「自給自足」というと大それた話に聞こえますが、
例えば、ちょっとした家庭菜園、釣り、山菜採りをする、という意です。
ここでは家庭菜園を例としてお話しします。
家庭菜園は、そんなに難しいものではありません。
植物は強いですからね、そんなに手をかけなくても野菜は育ちます。
農業というものは、体力勝負のようなイメージが強いですが、大前提として頭を使うことが不可欠です。
頭を使えば使うほど、労力は減ります。
また、旬の時期に育てれば、さほど労力はかからないのです。
旬の時期に育てずに、通年で一定量収穫できるようにするから、ハウスや温度調整が必要になるのです。
手間をかけずに育てる為に、家庭菜園は、旬のものを育てましょう。
そのために必要なのが、
・スケジュール計画:適期に必要な作業を実施する
・必要な資源の確保:作物によって、必要な土質、水、日光の量は異なります。
自分の庭、畑の性質を理解した上で、育てる作物の特徴に応じて、必要な資源を配分する
・情報収集:100人の農家がいれば100通りの農作業のやり方があります。
上記を実施する為には、情報収集を進め、自分に合ったやり方を探す必要があります。
あれ?これって、会社でやってることと一緒じゃないですか?
ヒト、モノ、カネ、ITの経営資源の活用です。
そこで!
今まで首都圏で、必死に働き、膨大な知識、ノウハウを蓄積してきた皆様へ。
あなたの知識、ノウハウを活用すれば、家庭菜園は決して難しいことでもありません。
今後発生しうる災害、ウイルス流行による精神的ストレスから解放されます。
それどころか今以上に豊かな人生が実現できるのです。
一次産業は、自分の生活必需品を満たしてくれます。
もちろん、本業として一次産業の職業につくのもOKだと思います。
しかし、それには大きな勇気と決断力、覚悟が必要です。
まだそのような決断が仕切れない場合には、趣味程度に足を突っ込んでみるのです。
自分の食べる野菜を育ててみよう
私の場合、夫婦ともにサラリーマンをしながら、土日は登山、スノーボード等で自然の中でリフレッシュし、すき間時間で小さな畑で野菜を育ててます。
畑1年目は、プランターで大葉を育てるところから始めました。
それが、畑5年目にして、50種類以上の野菜を育てるようになりました。
ちょっと育てすぎちゃったら、ご近所におすそ分け。
そんな日常が思ったより簡単に手に入りました。
それを具体的にお伝えするために、その軌跡を本ブログに記します^^
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