※現在は二人の子を育てていますが、一人の育児をしていた頃(一人目の子が産まれた後から二人目出産までの間)について以下、記載します。
0~1歳児を連れて畑に行くことはできない
出産前は、
「産後は赤子をおんぶしながら、畑作業が多少できるだろうな」
と思ってました。
なんとなくのイメージで、昔の田園畑では赤子をおんぶしている風景が想像できたからです。
現実は、、、
はい。甘かったです。
結局、私の場合、赤ちゃんをおんぶしながら畑仕事をすることはありませんでした。
理由は、以下の通りで多々あります。
- 30代前半で出産した私にとって、おんぶしての畑仕事はとても体力的に耐えられなかった。
- 我が子はおんぶされるのが嫌いだった。特におんぶした状態でしゃがむと泣く。
- 畑は砂埃が多々ある為、0歳時期は衛生上連れて行きたくなかった。1歳時期は歩き始めていたため、おんぶして大人しくしているなんてことはあり得なかった。おんぶせずに下ろしても、「だめ」という言葉が通じない為、作物を破壊するか、子自身が危険にさらされるかのどちらかになることは容易に想像できた。
- 畑シーズンは、基本的に暑い。最近は特に猛暑が厳しい。子の朝ご飯が終わって、うんちして、朝寝が終わってさぁお出かけしよう、という時には既に日が昇り気温上昇。なかなか畑に行こうと思えなかった。
子を連れて畑に行きたい気持ちはありましたが、私の場合、さぁ連れて行こうと腰が上がることは気持ちの面で到底ありませんでした。
特に、一つ目の理由は決定打となりました。
次の章で詳しく説明します。
根本原因は、核家族や核家族や出産の高齢化により、昔より産後の肥立ちが悪い
冒頭でも記載しました通り、頑張れば産後でもすぐ畑に出れるものだと思ってました。
頑張り次第でどうにでもなるもんだと。
現実は、全くもって無理でした。
何が無理かって、3~10キロ程度の赤ちゃんを背負って作業することが、産後は体力的に困難なのです。
もちろん、私の体力の場合、産後でなければ可能でしょう。
予想以上に、産後は心身ともに疲弊してしまっていました。
現代ではそれが顕著なように感じます。
昔と現代で大きく異なる点は二つ。核家族と出産の高齢化が大きく影響していると実感してます。
【原因1】核家族
昔は親世代と同居しているケースが多々あったので、母一人で子育てというよりも義母や実母、更に祖母など多くの女手があったでしょう。
他方で現代は、母の手が借りれるのは里帰りしている間のみ。
しかもその母はまだバリバリ働いているので、家に終日いて手伝ってくれる訳でもない。
そして、里帰り後は、完全に一人で子育てしなければなりません。
旦那さんが育休をとってくれていれば別ですが、たいていの場合旦那さんは昼間は出勤してしまっています。そんな状況の違いから、現代では、産後の体力の回復が著しく遅くなっているように感じます。
【原因2】出産の高齢化
私は33歳で初産でした。
高齢出産は35歳以上だと言われおり、33歳では高齢出産に当たらない為、なんとか乗り越えられると思っていました。
しかし、完徹での出産、その後は3時間程度の睡眠の日々が続きました。
意識が朦朧としている中での子育てにより、結局、分娩時の疲れが抜けてきたかもしれないと感じたのは産後3か月でした。
話は戻りますが、育休中は仕事している時よりは時間があります。
その時間を有効活用し、少しでも畑に出たいと考え、講じた対策が3つあります。
【対策①】一時保育の活用
私の住んでる市では、2000円前半で一日、保育園に預けることができました。
ベビーシッターや託児所だと一時間単位で1000円以上することが多いので、2000円前半/日は破格ですね。
我が子は人見知り無し&場所見知り無しで、同世代の子と遊ぶのが大好きだったので、慣れてくると喜んで保育園に通うようになりました。
週に1回、または2週に一回のペースで預けました。
一時保育利用時の一日の過ごし方で注意した事
一時保育の利用料の元を取るつもりで、一時保育に預けている時間は、収入につながることを行って過ごしました。
主に、畑仕事と本ブログの記事作成です。
畑は野菜販売が収入に繋がります。
本ブログは広告収入があります。
いずれも子守をしながらでは行うことが難しいのもありますが、一時保育の日は一日働きに出ているつもりで、畑仕事とブログに時間を充てました。
逆に「家事はしない」よう努めました。
夕飯の下ごしらえや洗濯、衣替え、クリーニングの受取り等々、、、
一時保育の日にまとめてやればとっても楽でしょう。
ただ、哀しいかな、家事はいくら完璧にやっても収入に直結しないのです。
本当に哀しい事実ですが。。。
収入に直結しないと、収入のない育休期間に一時保育を利用する自分に対して言い訳がつかないように私は感じてしまいました。
つまり、一時保育利用に対し負い目を感じてしまうのです。
なかなかこの理論は、当人でないと理解することが難しいかもしれませんが、こんな理由から、私は「家事をしない」ように努めました。
【対策②】週末は夫婦交代で子守をする
私も旦那も、一人時間が好きなタイプの人間です。
そして、共同作業というものが苦手なタイプの人間です。
※そんな二人がなぜ結婚したかは、またおいおい・・・。笑
子育てにおいても然りで、夫婦二人で一人の子の面倒を見るということがなかなかうまくできませんでした。
子の食事の面倒、オムツ替え、遊び方など。
自分のやり方に口を出されるのも嫌だけど、相手のやり方につい口を出してしまうのです。
※こう書くと、人間的に未熟ですね💦
その為、交代で子守を行うことにしました。
例えば、土日2日あったとすると、
・土曜AM&日曜PM:夫は一人時間+妻は子守
・土曜PM&日曜AM:妻は一人時間+夫は子守
土日のうち、丸一日は自分の一人時間に使えるわけです。
この時間を、私は家事と畑作業に充てました。
【対策③】実家に子守を依頼
私の実家は、自分の家から比較的近くにあったため、多くて週一程度で母は孫に会いに来てくれます。
その際に母に預けて私は1-2h程度畑に行きました。
ただ常々感じるのは、うちの母もそうですが、今のばぁば世代ってまだバリバリ働いているのですよね。
フルタイムで働いているとなかなか会いにも来れないというのが実情でした。
母の体力も加味すると、2h預けるのが限界のように感じました。
【結論】週に計8時間程程度、畑に行けた
上記対策①~③を駆使し、週で換算すると
対策①:2時間
対策②:2時間x2日
対策③:2時間
計8時間も畑に行けることが分かります。
畑で無駄な時間を過ごさなければ(考える作業は家で行うようにすれば)、作業としては十分にこなすことができます。
対策①や②は、二時間以上畑に行けるのでは?と思ったそこのあなた。
前述の通り、30代の産後は体力が著しく低下しているのです。
なめてはいけません。
とてもじゃないけど、猛暑の中で2時間以上作業する体力はありませんでした。
体力をつければいいという話でもありません。
無理をすると、後に響くのです。
どんなにやりたい作業があっても2時間半に留めるように自分をセーブしていました。
以上、うちの子のケースをご紹介しました。
但し、一時保育の保育料が高いエリアにお住まいの方、人見知りが激しく一時保育の一日利用が困難な方、私以上に産後の肥立ちが悪く畑で作業するのがつらい方など、、、あげたらキリがありませんが、私が進めたようにはいかないと思います。
あくまで参考程度に読んで頂けると幸いです。
読んでくれたありがとう。
それでは、また。
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