仮説「F1種を食べ続けていると、不妊になる」
について、私なりの考えをまとめてみました。
(科学的根拠は大してありません、あくまで私の考えです。)
いずれも野菜の種の種類です。
「F1種」の対となるのが、「固定種」です。
まず、「F1種」とは、私たちが日々食べているスーパーの野菜、の種です。
つまり、スーパーで売られている野菜は、「F1種」の種から作られた野菜です。
ホームセンター等で売られている野菜の種の99%は、「F1種」です。
これは、品種改良された、雑種一代目の種です。
収量が多く生育が均一で、非常に効率的に野菜を栽培できます。
戦後50年間で一気に世に広まった、とても優秀な種です。
戦後に産まれた私たちは、「F1種」の野菜を食べて育ったということになります。
他方で、「固定種」は、長年、他の品種を交配せずに単一の品種で育てられた品種の種です。
生育が均一でなく、F1種ほど収量が多くありません。
成育が遅いため、手間もかかります。
長期間、畑を占領するため、二毛作や三毛作はなかなか難しいです。
戦前まで広く使用されてきた種ですが、今やスーパーでは購入できない野菜です。
おじいちゃんおばあちゃんが懐かしむような、不揃いで味の濃い、昔の野菜です。
在来種と呼ばれる品種は、多くが固定種に該当します。
仮説「F1種を食べ続けていると、不妊症になる」とは
この仮説は、固定種の種屋さんである、野口勲さんが提唱している仮説です。
気になる人は、インターネットやyoutubeで「野口勲 固定種」で検索し、各記事、動画を見てみてください。
特に講演会の長い動画は、具体的な説明がされていて、説得力を感じました。
仮説「F1種を食べ続けていると、不妊症になる」の概要
F1種には、「雄性不稔」という特質があります。
つまり、おしべがない。人に例えれば、無精子症。
これは、F1種を作る過程で結果として生じてしまう特質です。
この仮説は端的に言うと、
遺伝子的に欠けている(おしべのない)野菜を食べる続けると、その食べた人間も遺伝子的に欠けて(無精子症になる)しまう、ということです。
仮説を立証できるほどの科学的根拠はありません。
F1種、固定種の種を自家採種し、植えたら育つか
F1種で育てられた野菜の種を自家採種し植えても、ほとんど芽が出てきません。
(F1種として売っている種を植えれば、もちろん芽が出て育ちます。)
理由は、F1種は「品種改良された、雑種一代目の種」であるから、遺伝子的要素が安定していない為です。
他方で、固定種は自家採種した種を植えると、芽が出て育ちます。
理由は、「交配せずに単一の品種で育てられた品種の種」であり、安定した遺伝子を持つ為です。
私の考え~立証されてからでは遅い。固定種の野菜を食べて生きていきたい~
この仮説は、あくまで仮説であり、極論かもしれません。
ただ、野口勲さんの記事や講演会動画を見て、F1種は少なからず人間の生殖機能に悪影響を与えている、と私は感じました。
しかし、「F1種」は、今後深刻化する、食料問題や農家高齢化、田畑の荒廃化を防ぐ為には、画期的な種であり、なくてはならない存在です。
また、現代の農業は 「F1種」で成り立っている為、この仮説の科学的根拠は今後も立証されえないでしょう。
仮に立証されたとしても、それが自分の子が成人した後だったら?と思うとぞっとします。
F1種を食べ続けた両親(私達世代)から産まれた子の生殖機能がどうなっているのか。
私は、本能的に自分の子が欲しいと考えている者ですが、自分の子には、子孫を残す選択肢をもっていてほしいと強く願います。
私の経験
この仮説と出会った時、私はまだ独身でした。
当時の私は、今後結婚した時に子をもつ可能性をつぶしたくないと危機感を感じました。
しかし、固定種から作られた野菜はスーパーでは売っておらず、なかなか手に入りません。
そこで、「固定種」から野菜を育てることにしました。
あれから数年。
固定種の野菜を作り食べ始めた翌年に一人目の子を妊娠しました。
今や、二児の母ですが、妊活の過程で人工授精6回を経験しました。
人工授精6回って、不妊治療界でみると初期ステージです。
人工授精6回目でも妊娠しなかったので、体外受精も視野にいれてましたが、体外受精は人工授精より遙かに心身共にしんどい治療です。
でも、人工授精でも十分つらかったです。心身共にむしばまれるイメージです。
この思いを未来の自分の子に経験させたくないな、と治療中はひしひしと感じてました。
固定種を食べる事が、不妊改善に直結するかは、わかりません。
ただ、子の為にできることはしておきたい、と思うのです。
最後に ~固定種の野菜を食べましょう~
戦前は10人子供がいることが珍しくなかった。
それに対し、今は一人作るのにも苦労する。
晩婚化だけでは説明できない原因があると感じます。
このような理由から、私は、世界で1%の「固定種」の野菜を手間暇かけて作ってます。
(本当に手間がかかります。)
そして、作った野菜は、味が濃くとてもおいしい。形はキレイではないけどね。
妊活対策として、鍼灸、温活/冷え改善、腸活、マカ、葉酸摂取はよく聞きますが、
「固定種の野菜を食べる事」も妊活対策の一環として広まって欲しいな、という思いからこの記事を記しました。
というか、むしろこの記事を書くために、ブログを立ち上げました。
読んでくれてありがとう。
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