この記事は、地方都市へ引っ越す際、密なご近所付き合いというよりも、つかず離れず適度な距離感を望む方への参考になったらと思い、記載しました。

ご近所付き合いは最小限に抑えたい
こんにちは、びわ子です。
本音を言えば、
「ご近所付き合いは避けて通りたい」
「最小限に済ませたい」
ですよね。
私もそう思います。
※ここで言う「ご近所付き合い」とは、家の真横、真向かい等の近い人たちやママ友というよりも、家から徒歩圏内の範囲で、同じ町に住む人との付き合い、を意味してます。
ただ、全くご近所付き合いをしないと、特に新たな地に引っ越してきた際は、
周りからどう思われているのかなと気になってしまいがちです。
その為、ご近所付き合いは避けて通りたいと思いつつも、全くご近所付き合いをしないよりは、浅く付き合う方が自分自身が気楽だなと感じます。
しかし、正直なところ、ご近所さんとの共通の話題ってなかなかね・・・
当たり障りがない世間話か、家族などのプライベートな話になりがちな気がします。
他に話題がない為に、夫はどこで勤めてるとか、子供がどうのこうの、親がどうのこうの、と聞かれたくないことをついお互い聞き合ってしまいます。
そんなプライベートな話題を回避しつつも、適度な距離感で(浅く)ご近所付き合いしましょう!
というのが、今回のテーマです。
浅く付き合う上で便利な共通話題が「野菜栽培」
浅くご近所付き合いをする上で、
「野菜栽培」を始めてみるのが有効な手段だと思います。
それが結果的に、プライベートな話題を避けることとなります。
土いじりが好きでなければ、プランター一つでもかまいません。
もし庭をお持ちであれば、庭の一角で十分です。
もし野菜栽培に興味があれば、思い切って近場の小さな畑を借りるのも良いでしょう。
大きくやればやるほど、その地域のちょっと上の世代のおば様おじ様、昔から住んでいるおばあ様おじい様が声を掛けてきます。
年配の方々は大なり小なり野菜を栽培している人が多いので、声をかけやすいのでしょうね。
土いじりをしている光景を見ると、野菜栽培が共通の話題となり、会話が弾み、不思議と「悪い人ではない」という印象を持ってもらえてるように感じます。
また、畑を借りた場合は、農家でない、高齢者以外の年代層の人が畑にいると、目立ちます。
地域の人は、じっくり観察した上でタイミングを見計らって、話しかけてくるでしょう。
私の体験談
私の体験談をお話しします。
私は、Uターンで地方へ戻ってきましたが、地元から少し離れた、土地勘のない場所に家を借りました。そして、家の近くで、住宅街の隙間にある小さな畑を借りました。
ほんと猫の額程度、庭のサイズの、小さな畑です。
畑に行くときには、キャップ帽をかぶって自転車で向かいます。
当時は目立っているという自覚はなかったですが、近所の方々によーく見られていたようです。
そもそも人通りもほぼないので、最初はまさか見られているなんて思いもしませんでした。
そして、周囲の畑のおじさんおばさんから声をかけられるようになりました。
「何を植えてるだい?」
「若いのに偉いね~うちの娘なんか…」
「おいしい杏が取れたからお食べ^^」
いずれも好感的なお言葉です。
意識していたことは、大きな声であいさつをすること。
相手は耳が遠い可能性がありますからね。
それを実行しただけで、すぐにご近所に多々の知り合いができました。
日々会話をする中で、気がつきました。自分はとっても見られていたということに。
誰ともすれ違っていなくても、近所の方々はよく見ているものです。
そして、会話の内容は、家族の話というよりも、野菜の出来具合の話です。
「種蒔きをしたが芽が出ない」「雨が続いているがいつ収穫したらよいか」etc.
プライベート的な家族の話は、自分の話も人の話も心地よい気分にはなりませんが、
野菜の話は、気楽なので楽しいです。
時には、自分が育てた以上の野菜を頂きます。
野菜が高騰している昨今、有り難いことです。
何より有り難いのは、近所内に心強い味方がいるように感じること。
浅いご近所付き合いも悪くないと実感しています。
私は、浅いご近所付き合いをする為に畑を借りた訳ではないですが、そんな理由で野菜作りを始めるのも大いにアリかなと考えます。
地元の農家が感じている事「我が子も農業を手伝ってくれたらな」
上記のような私の体験の背景には、きっと、後継者がいない農家高齢化問題があるのででしょう。
「もしうちの息子、娘が継いでくれたら」と思っている高齢の農家さんはたくさんいます。
現に、多くのご近所さんが嘆いてました。
でも、農家は決して楽な仕事ではないため、自分の子供に農家を継いでほしいと直接言える親は少ないものです。
でも、多くの方は心の底で思ってます。
「継いでくれたらいいのにな」「仕事の片手間でも手伝ってくれたらいいのにな」と。
そんな思いがあるから、新参者でも野菜作りをしている者は、好感をもってもらえるのかと思います。
また、ある程度敷地の広い畑であれば、新規就農者が買い取ってくれますが、住宅地のすき間にあるような小さな畑は、買い手が見つからず荒廃化していく一方です。
荒廃化しても、所有者は固定資産税が徴収されます。
場所にもよりますが、ちょっと広めの庭程度の広さであれば、年間数千円ほどで借りれます。
土いじりに興味があれば、ぜひ畑を借りることをオススメしたい。
本記事ではメリットにばかり目を向けてきましたが、別途、デメリットや注意事項をまとめた記事を掲載しますね。
読んでくれてありがとう。
今日も素敵な一日になりますように。
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