私の思う、たくさんの読み聞かせ「3歳までに1万冊」の効果

読み聞かせが子の成長にとって良いことは周知の事実ですが、一般的に言われている効果以上に、私が期待している効果があります。それは、①心の逃げ場、②知識や好奇心を深めるツール、③一日をリセットする役目、④キレイな日本語、です。現代社会を生き抜くにあたってこのつ4つの武器を持っていることは、今後大きな心の支えになると信じ、今日も読み聞かせをしています。

「3歳までに1万冊」の一般的な効果

「3歳までに1万冊」の効果は、一般的には以下が挙げられます。

  • 親子の絆を深めてくれる
  • 本が好きになる
  • 記憶力や集中力が高くなった
  • 豊かな語彙と感性が育つ

「3歳までに1万冊」を実践した私も、上記効果はあったと実感しています。

「3歳までに1万冊」に関する私の体験談は、以下にまとめてますので、良かったらこちらもご覧ください。

我が子の場合、発語は早まらなかった

上記一般的な効果の一番最後に記載した「豊かな語彙と感性が育つ」に関連しますが、

絵本をたくさん読んでいると、

 おしゃべりが上手になる
 月齢の割に早くしゃべるようになる

とも言われています。

このように、絵本読み聞かせの多さと発語の早さは影響していそうです。

しかし、我が子は発語が早い方ではありませんでした。

同一人物が仮に絵本を読んでいなかった場合はどうかという検証ができないので、何とも言えませんが、2歳誕生日時点で2語文の発語からは程遠かったです。

読み聞かせよりも、本人の話す意欲の少なさが強く影響したと感じています。

読み聞かせによる発語への効果が強く出る子と、我が子のようにそうでない子がいるという事でしょうね。

私が思う、更なる効果

では本題へ。

上述した一般的な効果以上に、私が想定している効果が4つあります。

いずれも、今後大人になり現代社会を生き抜いていく際、大きな強みになる武器だと考えてます。

以下に4つの詳細を記載しますが、特に最初の2つは、大きな効果があると期待しています。

【効果①】心の逃げ場

今は幼児だとしても、いずれ小学校へ入学し、思春期が到来します。

我が身を振り返っても、思春期って悩みが尽きないですよね。

主に友人関係の悩みでしょうが、特にいじめは厄介です。

小学校一年生前後でいじめが始まり、遅かれ早かれ、多かれ少なかれ高校生辺りまで付きまとうでしょう。

女の子の場合、小学校入学前、保育園や幼稚園でもいじめが起きている場合があるようです。

仲良しグループができて、特定の子を仲間外れにしたいと言い出す子が現れ、同調圧力の元、自分もその子を仲間外れにしてみたり、しなかったら自分が仲間外れにされたり・・・・

自分が仲間外れにされてもされなくても、自分の好きな子と遊べなかったりして、何かしら人間関係の悩みが出てくる時期でしょう。

この手の悩みは、どんな性格、タイプの子でも生じる、皆が通る道だと思います。

そんな悩みを持って家に帰宅し、家で手っ取り早く本の世界へ現実逃避しながら、頭や心の中を整理し、翌日への活力を貯める。

一時的な逃げ場としての本の世界。日々、頭の中をリフレッシュできる場。

子にとって本がそんな存在になったらいいなと思っています。

実際、私がそうでした。

私は幼少期に転勤族だったので、転勤直後の新しい学校でなじむまでは孤立しましたし、なじんだ後も、そもそも群れることが得意でない性格だったためか、女の子特有の仲良しグループに完全に入り込みたいと思えず、悩みが尽きませんでした。

そんな時、小学校の休み時間に図書室で本を借りて、放課後に本の世界へどっぷりつかると、また明日も頑張ろうかなと思えるのでした。

もちろん、家庭や家も逃げ場として大きな役割を担っていると思います。

家庭に加えて、本の世界という逃げ場をもう一つ持っておくのです。

「逃げ場」というと良いイメージにとらえられないかもしれませんが、人生において時には逃げることは必要だと私は考えています。

逃げれる場所は多いに越したことないでしょう。

幼少期の頃から本の世界とつながっている状態を維持し、常に逃げ場がある安心感をもつことは、多感な思春期をたくましく過ごす活力になると考えています。

【効果②】好奇心を刺激し、知識を深めるツール

インタネットが普及する現代、とあるテーマについて調べたい、更なる知識を得たいとなった際に、本を手に取る方がどれほどいるでしょうか。

私含め皆さん、まずはインターネットで検索するかと思います。

重要なのは、その後です。

インターネットで検索した浅い情報を見て満足するか、更に知識を深めたいと思い、本で調べるか。

インターネットで得られる情報はここまでかと割り切って、信憑性の高い書籍を探す為に第一歩を踏み出すか。

ここで認識すべき点は、インターネットと書籍の情報の質や深さは大きく異なっている点です。

どんなにインターネットが普及したとしても、信憑性の高い情報や根拠に基づいた情報は、インターネットよりも書籍の方が多数掲載されていると感じています。

幼少期から本に親しみがあれば、更に知識を深めるために本を手に取るハードルは低いと思います。

しかし、あまり本を読む習慣がない場合は、インターネット上で更に深い知識を探し、結局見つからず、結果的にネットサーフィンに時間を費やすか、諦めて更なる知識の深堀りはしなくなる気がします。

本は、興味のある分野の知識を自ら深掘りでき、更なる好奇心を刺激してくれる最良のツールです。

自分の知らない世界を広げてくれる、過去にワープしたように行ける、知識の幅を広げてくれる、知識を深めてくれる、そんな魅力があります。

小学校に入学し、ひらがなを読めるようになり、自分の興味のある分野の本を読むようになったら、本を読むことで、自らその分野の知識を深めることができます。

更に、もっと深く知りたい、こちらの関連分野も知りたい、とあらゆる方向に知識を広げたいという好奇心を刺激してくれると思っています。

そういった意味で、幼児期の頃から、本が身近な存在で、絵本を読めばなんでもわかると潜在的に意識付けられていることは大切だと感じています。

【効果③】寝る前にリセットし、キレイなイメージで一日を終える役目

親も子も、日々色々ありますよね。

良いことも悪いことも、色々あります。

プラスの感情だけだったらいいのですが、マイナスの感情として
悔しかったこと、寂しかったこと、悲しかったこと、怒ったこと、不快だったこと、無理強いされたことetc.

親はそんな出来事ばかりだったりしますが(笑)、

子も保育園に行っている間、楽しかったことだけでなく、人間関係の中で負の感情を抱く場面はあると思ってます。

片や、絵本は、多くがハッピーエンドで、心がほっこり、プラスの感情で終わるものが多いです。

そんな絵本を毎晩一緒に読むことで、今日あったマイナスな感情を忘れ、ほっこりした感情の中、今日も一日頑張ったねとお互いいたわる時間を確保する役目が読み聞かせにあると思ってます。

【効果④】キレイな日本語を学ぶお手本

これは実体験として感じていることですが、ほぼ毎日、本を読んでいる人は、きれいな日本語を使うという印象を私は持ってます。

主語述語を略さずにわかりやすく話したり、流行語というよりも慣用句を用いながら相手に分かりやすく伝えようとします。

そんな言葉を話す人とのおしゃべりは、ストレスなく心にスッと入っていく気がします。

かくいう私は、日常的に本を読んでこなかったので、現在、絵本で訓練しているところです。

絵本の文章は、キレイな日本語です。

キレイな日本語は、耳障りがとても心地良いです。

絵本をきっかけに、我が子もキレイな日本語を話すようになってほしいなと思っています。

現代社会を生き抜くために、4つの武器を身に着けてほしい

上述した4つの効果、つまり4つの武器は、毎日の読み聞かせで身に着くものだと期待しています。

4つの武器とは、まとめると、

知識を深められ、嫌なことがあったら一時的に没頭することで頭の整理をし、寝る前にリセットでき、結果的にきれいな日本語を学べる。

とってもコスパがいい武器(ツール)だと思ってます。

タイトルにある「3歳までに1万冊」は、3歳までに読書週間の土台を築きましょうという意で、3歳過ぎても全く遅くはないと考えてます。

大人になってからでも土台は築けると思ってます。

本記事が目に留まったということは、読書習慣に少なからず興味があるということだと思いますので、ぜひ習慣付けするきっかけになれたら嬉しいです。

今日も素敵な一日になりますように☀

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