私は第一子妊娠中に年子を希望するようになり、綿密に計画し、結果的に年子を出産しました。年子育児はカオスになるかと予想していましたが、予想以上に楽しく、年子計画に対し全く後悔はありません。早めに第二子以降を出産したい方、第二子出産時期に焦っている方、年子もありかもと考えている方の参考にしていただけたら幸いです。

「年子」と聞くと、第二子などの下の子が無計画にできちゃったという印象を持たれるかもしれません。(そんなこと思わないか笑)
珍しいかもしれませんが、私は第一子妊娠中から年子出産を希望し、計画していました。
計画の内容は、以下の記事にまとめてますので、良かったらご覧ください。
断乳の時期、生理再開の時期、いつまで受精チャレンジするのかといった観点で記載しています。
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私は自然妊娠ではないので妊娠可能性は低いですが、逆に心理的には出産時期を計画しやすかったと感じています。
妊娠は神の賜物とも言われますので、計画だなんておこがましいのかもしれません。
しかし、神の賜物といえども、受精の可能性がなければ妊娠はあり得ないので、妊活に注力する時期をいつにするかという意味合いで計画をしていました。
また、計画通りに行かないことは十分承知の上で、上手くいったらラッキーくらいの感覚でいました。
「計画」の説明はこの辺りにして、本題ですが、
本記事では、年子を希望した理由と、その理由に対し、実際、年子を出産してどうだったかについて、私の体験談をまとめてます。
今回のように何歳差が良いかについては、本人や子の性格、環境、就労状況に応じると思いますので、あくまで、一意見としてご参照いただけますと幸いです。
では、まず、私が年子出産を希望した理由は3つあります。
以下、順にその理由を記載します。
【理由①】連続育休を取得でき、第一子を3歳頃まで自宅保育できる
自宅保育とは、つまり、子を保育園や幼稚園に預けず、日中も自宅で一緒に過ごせるということです。
職業が看護師や教師の場合、本人の希望で3年の育休を取得できる場合もあるようですが、
民間企業の会社員の場合、基本的に育休は1年以内と規則で定められているところが多いと思います。
私の会社の育休規則においても、育休は基本的に一年と定められてます。
そんな会社員が、1年間の育休を経た後に育休延長できる方法は、主に2つ、考えられます。
(下記2点の事由で育休延長できると会社の育休規則に記載されている場合に限ります)
- 保育園に入所できない
- 育休中に次の子を妊娠/出産した
前者について、保育園は4月に多くの園児を一斉募集するので、4月は入所できる可能性は高いです。
しかし、4月入所以外は一斉募集がなく、空きがないと入所できないので、空きがでない限りは育休を延長することができます。
言い換えると、4月以外に出産した場合に限り、長くとも翌4月まで、育休を延長できる可能性があります。
次に、後者の「育休中に次の子を妊娠/出産した」場合と組み合わせて考えると、第一子が1歳になった月に保育園申込みを行い、入所できず、育休延長し、その延長した期間の間に第二子を出産すれば、第一子育休→第二子産休に空白期間なく移行でき、連続育休を取得することができます。
第二子の育休は1年程取得するにしても、第一子は、第二子の育休終了まで、おおよそ3年ほど自宅保育することができます。
【理由②】第二子以降をできるだけ若い年齢で出産できる
私は第一子を32歳で出産しました。
また、私は子に兄弟を作ってあげたかったので、遅かれ早かれ第二子の出産を希望していました。
第一子出産が32歳という時点で出産が遅くなったと感じていたので、第二子以降は出来るだけ先延ばしにしたくないと考えてました。
その上で、第二子をいつ産むかということを考えていくと、職場復帰の観点で、私の場合、2~3歳差は実現可能性が低いと考えました。
その理由は、次の章「理由③」に記載してます。
となると、4歳差以上あけるか、年子か。
仮に4歳あけたら、36歳。
うちは夫が年上なので、私が36歳の時期は、二人とも年齢面での妊娠率が大幅に低下しています。
4歳差以上あける案は、妊娠率の面で実現可能性の低いと考え、年子を希望することにしました。
【理由③】短期間職場復帰することがないので、引き継ぎ回数が減り、効率が良い
第一子の育休を1年とって職場復帰し、第二子を2~3歳差で妊娠した場合、第一子育休と第二子産休の間に職場復帰して就労できる期間は、2歳差の場合1年未満、3歳差の場合2年未満になります。
1年未満の短期間の職場復帰が職場へプラスになるか否かは、職場や職種によるのかなと思います。
例えば、3ヶ月でもいいので復帰してくれたら助かるという職場であれば、短期間でも職場復帰することは職場にプラスに働くかと思います。
一方、年単位で仕事の分配が行われる職種の場合、数か月の復帰は、本人も、一緒に仕事をする同僚も少々困ったことになります。短期間の仕事はないので、単発の仕事を練り出さなければならないということです。
私のようなシステムエンジニアなどの技術系の職種はそれに該当します。
そういった職場における短期間の職場復帰が、職場にプラスに働くかは、判断が難しいと考えてます。
仮に、プラスに働いたとしても、一緒に働くチームメンバーや同僚は、良くは思わないことが容易に想像できます。
というのも、暗黙知が多い仕事なので文書化しきれない業務内容が多く、業務に慣れる期間や引き継ぎに多くの時間を要し、やっと慣れたと思った頃に次の子の産休へ、という事態は結局、同僚に迷惑がかかることになります。
また、短期間職場復帰している際に、保育園の洗礼を受け、急な欠席や早退となると、多少の休みは自分で後日カバーするか、急ぎの仕事は、フォローできるごく一部のチームメンバーが単純に2倍の仕事量をこなすことになるという事態が発生します。
同じく技術系のお仕事をされている方であれば想像しやすいかと思うのですが、一緒に仕事をするメンバーに極端に迷惑がかかってしまうのです。
私の場合、上記【理由②】にて記載した通り、第二子を早めに出産したいと考えていたこともあり、2~3歳歳よりも年子の方が自分と職場への総体的な負担は小さいと判断しました。
実際に年子出産した結果、どう感じたか
上記3つの理由は、あくまで出産前の私の想定なので、実際にどう感じるかは出産してみないと分かりません。
年子出産して感じたこととしては、上記3つの理由に記載した内容は、おおむね想定通りでした。
また、プラスで生じた事や分かった事もありますので、それについて、以下、記載します。
【理由①】→◎連続育休により第一子と3年間過ごせた事はかけがえのない時間だった
私は、連続育休により、第一子は3歳まで、第二子は1歳まで自宅保育しました。
1歳までの成長はもちろんめまぐるしいですが、それと同じくらい、1~3歳の間の成長もめまぐるしく、それを日々自分の目で見ることができたことはとても貴重で有り難いことでした。
毎日できることが少しずつ増えていく様子は、一緒にいる時間が長いからこそ気がつける事だと思います。
他方で、第二子は、1歳から保育園に通っているので、日中の様子を私は見れていません。
勿体ないことをしたとも感じますが、これ以上育休を取得することはできないので、仕方ないです。
第一子の時に目にしていた日々の成長を思い出しながら、自分が見れていないであろう第二子の成長を想像し、接しています。
こういったことを考えていると思い出すのが、「3歳児神話」です。
子どもが3歳になるまでは母親が家庭で育児すべきという話で、賛否両論あります。
この神話は、子ども目線の話であり、子どもにとってはどっちでもいいのかなと私は考えてます。
つまり、賛成でも反対でもどっちでもないです。
他方、親目線で考えた時に、私は上記経験を経て、子と3歳まで日中も過ごせる環境というのは非常に有り難いことだと感じてます。
具体的には、私のように連続育休取得した方や、専業主婦の方、働き方をセーブして働いている方などです。
その点で、私は年子妊娠できたことはとてもラッキーだったと感じました。
【理由②】→◎出産の疲労回復と夜泣き対応に若さが必要だと身をもって体感した
20代以降、自分の親世代、祖母世代の方々に、「若い時に産んだ方が楽よ~」と散々言われてきました。
そんなに親しくない方にも言われました。
言われた当時は、「知らんがな」と正直思ってました。
ただ、実際出産を経験すると、やはり若くして産んだ方が楽です。
若者に早く産むよう助言してしまう気持ちが分かりました。
経験しないと分からないものですね。
産後の回復と、0歳児の夜泣きに付き合うには、若さが必要です。
出産時の疲労と傷は、出産時のたった一週間弱の入院では完治しないので、その後数ヶ月かけて癒えていくわけですが、32歳の出産の場合、それが癒えるのに6ヶ月ほどかかりました。
また、夜泣き対応は、夜の睡眠が1~2時間x3回とかになり、計6時間寝れればいい方かなという感じでした。
出産の疲労が残っている状態でいきなりそれが毎日・・・。
もう数年でも早く産んでいたら回復が早かったのにな、とついつい思ってしまいました。
上記のように32歳の出産でもまぁまぁ大変だったことを考えると、自分が一番若くして次に産めるのは年子なので、第一子出産直後には年子出産を強く希望するようになりました。
【理由③】→◎育休後職場復帰して思う、「また育休に入ります」と言う気まずさと申し訳なさは計り知れない
育休明け後の1年間は、保育園の洗礼があり、私は何度も会社を早退し、休みました。
我が家の場合、実母が市内に住んでいることと病児保育併設の保育園に入所したこともあり、実母と病児保育、夫が子の看病をしていた回数が比較的多いです。
それでも、体調不良の初日と通院の時は、他の人には頼めず、自分が看ていたので、私は結構な数の急な早退と休みを取ることになりました。
そんな一年を経て、現在は、育休復帰して2年目です。
やっと、子の体調を心配せずに仕事に集中することができはじめました。
正直なところ、集中して仕事したい気持ちが強いです。
例えば、今妊娠したら、第二子と4歳差となるのでまぁまぁ年の差が離れてますが、まともに自分のペースで仕事ができることが1年もない中で次の産休に入ることになります。
また、第二子の2歳児イヤイヤ期の時期と自分のつわりの時期が被ります。
体調不良は自分ではどうしようもないので、結局、仕事にしわ寄せが来て、全力で仕事に取り組むことができなくなります。
つまり、2~4歳を希望した場合、上の子の育休復帰後数ヶ月~2年という短期間に、保育園の洗礼による子の体調不良、つわりによる自分の体調不良があり、急な欠席や早退の日々が重なりますので、私生活が多忙過ぎて仕事に全力を注ぐ時期がほぼなくなります。
ワーママの宿命と言われればそれまでですが、私はできたら避けて通りたいので、その点、年子で連続育休にして良かったと感じてます。
更に、職場復帰して毎週のように休み、早退しているの中でやっと引き継ぎが終わり、職場に貢献できるようになったところで、「また育休に入ります」と職場に言える気まずさ・・・仕方ないのかもしれませんが、当人は実に肩身が狭いものです。
私は女性比率1割以下、男性社員多数の職場で働いているので、育休に対し周囲からの共感は得られず、尚更、肩身が狭く感じます。
実際のところ、私の職場において出産された女性先輩社員は、双子、年子、大幅な年齢差での出産が多く、2歳差で出産した方は稀です。
【最後に】早めに第二子以降を出産したい場合、年子はオススメ
本記事では理由を3つ取り上げてますが、いずれも想定した通りで、出産後も年子にして良かったと感じています。
私のように2人以上は産みたい、でも第一子を若くして産んでないので第二子はあまり年の差をあけずに産みたいと考えている方には特に、年子はおススメかなと思います。
年齢差が近いほど、世話の内容が同じ(例えばおむつ替えや食事の世話等)なので、子どもの世話も単純作業化しやすく、効率が良いです。
また、本記事で取り上げた3つの理由のうち、出産前は、理由②が自分の中で最大の理由でした。
しかし、実際産んでみると、理由①が最大となりました。
つまり、幼少期の貴重な時期に我が子と一緒に過ごせることはなんてかけがえのないことなのだろうと産後は強く感じました。
自分がどう感じるか、産んでみないと分からないものですね。
なお、年子育児における良かったことや大変だったことについては、下記記事にまとめてます。
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ではでは、今日はこのあたりで。
今日も素敵な一日になりますように☀
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