1歳児の便秘対策をきっかけに、「麹」と手作りヨーグルトを常備 ~ヨーグルトメーカーの活用~

ヨーグルトメーカーを購入したことで、麹調味料とヨーグルトを手作りし、冷蔵庫にストックするようになりました。手作りなのでコスパが良く、親子ともに便秘から解放され、手放せない習慣となりました。便秘を根本から見直したい方や乳幼児の慢性的な便秘に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

皆さん、麹って家にありますか?

なじみのない食材なので、パッと思いつかない人もいるでしょう。

今思えば、自分の実家でも麹を見かけたことはありませんでした。

いざ使うとなるとどう使うの?と疑問に思う方が多いかもしれませんね。

そんな麹を、我が家ではkg単位で購入し、常備しています。

そして、スーパーで安価に購入できるヨーグルトもあえて手作りで常備しています。

そのきっかけやヨーグルトメーカー活用について、この記事でまとめます。

【きっかけ】離乳食期から娘が慢性的な便秘症

娘は、離乳食を始めた生後5~6か月の頃に初めて便秘になりました。

離乳食開始時期、それまでミルクや母乳のみだったところへ、初めて固形に近いものを食べるので、便秘はよくあることだそうです。

ただ、娘の場合は一時的な便秘ではなく、慢性的、体質的なもののようで、自力で排便することがなかなかできるようになりませんでした。

私自身も便秘がちなので、私の体質が遺伝したのかな、と考えていました。

毎食後に綿棒浣腸を行い、それでも数日排便できず苦しそうであれば小児科で浣腸、という日々が続きました。

しかし、いつまでも綿棒浣腸している訳にもいかず、何かしら習慣化できる対策はないかと模索し始めました。

便秘改善に向け試行錯誤し、最終的に甘酒にたどり付いた

離乳食期の子向けの便秘対策を端から試していきました。

お腹のマッサージ、食物繊維の多い野菜等の摂取、水分補給 などなど。

しかし、効果が出る便秘対策はなかなか見つかりませんでした。

かといって、今毎日やっている綿棒浣腸を今後もやるのか・・・・?

そんな葛藤の中見つけたのが、「甘酒」でした。

試しに私が毎日摂取したところ、毎日快便!

腸の調子が整うと、体調が総じて良くなった気がします。

子がまだ夜通し寝ない為、生活リズムが安定せず、昼夜逆転のような生活をしている中で、私自身の排便リズムも狂っていたので、自分の便秘が解消され、感激しました。

そして、当時一歳の娘にも試しに飲んでもらいました。

甘酒(甘麹)を牛乳で5~10倍程度に薄めて50~100cc/日を飲ませたところ、自力で排便できるようになりました。

甘酒は砂糖が入れなくてもほんのり甘いので、子は率先して飲んでくれました。

我が子には甘酒が合っていたようです。

3歳になった今でも、週に数回、甘酒を飲む習慣を続けています。

甘酒の魅力

甘酒とは

甘酒は、以下の2種類があります。

  • 酒粕甘酒 →アルコール。材料は、酒粕、水、砂糖。
  • 米麹甘酒 →ノンアルコール。材料は、米。

ここでは、後者の米麹甘酒を指してます。

酒粕甘酒はアルコールが入っているので、子供には食べさせられません。

それでは、甘酒の魅力4点について、以下、順に説明します。

【魅力①】栄養価が高く、整腸作用あり

甘酒は「飲む点滴」と言われる程に、栄養素を多く含みます。

ブドウ糖やビタミンB群、アミノ酸、炭水化物等を含んでおり、疲労回復や良質な睡眠に効果があるようです。

また、甘酒は発酵食品なので、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる作用があり、便秘解消につながります。

【魅力②】1歳でも食べられる

明確に何歳からOKという基準はないようですが、離乳食後半の生後10か月からOKという目安があるようです。

消化吸収が良いので、赤ちゃんの体にも負担が少なく摂取できます。

甘酒は甘みが強いので、薄めてあげるのがいいでしょう。

我が家は、1歳前後から、牛乳で薄めてあげていました。

一般的には、赤ちゃん向けに2~3倍に薄めましょうと言われています。

ただ、離乳食期に甘いものをあげてると、野菜などを食べなくなるという懸念から、私は、5~10倍程度に薄めてあげていました。

【魅力③】自然の甘味&砂糖なし

甘酒には砂糖が含まれていませんが、ほんのりした甘みがあります。

離乳食期の子の場合、砂糖をあげると、消化への負担が大きかったり、砂糖の甘味に慣れることでその後野菜を食べなかったりするので、砂糖の扱いには神経を使います。

その点、甘酒は砂糖を使用していないですし、ほんのりした優しい甘みなので、気兼ねなく子に食べさせることができます。

また、砂糖やみりんの代わりとして料理に使用すると、コクが出ます。

【魅力④】添加物なし

甘酒は、基本的には添加物が含まれていません。

日常的に摂取する食材に添加物が入っていないというのはいいな、と感じています。

現代の食材の中で、添加物を避けて食材を選ぶことは非常に困難です。

私自身、添加物にこだわって食材を選べてはいないのですが、定期的に摂取する食材の中で確実に添加物が入っていない食材があると、なんとなく安心します。

スーパーで食材購入の際に添加物の有無をチェックするよりも、手作り食材を増やしていって、確実に添加物が入っていない食材を日常的に食べていけたらいいなと思ってます。

市販の甘酒には、添加物が含まれている商品もある

あらゆる市販甘酒を購入しましたが、商品によって原材料は様々です。

無添加の甘酒の原材料表記は、以下になります。

 米麹、(米、乳酸菌)

添加物ありの甘酒の原材料表記は、例えば以下になります。

 米麹、米、食塩、果糖ブドウ糖液糖、水あめ、酸味料

すべての市販の甘酒が無添加ではないので、無添加甘酒を購入されたい場合は原材料にて確認する必要があります。

ただ、安いのは、添加物ありの甘酒の方です。

薄めて作られていたりするからですかね。

逆に、無添加の甘酒は、高価・・・毎日購入するには費用がかさみます。

手作り甘酒を作る為にヨーグルトメーカーを購入!コスパ最強!!

娘の便秘対策の為に甘酒を摂取し始めましたが、市販の無添加甘酒は高価で、継続的に購入するには家計負担が大きいと感じました。

炊飯器を利用して甘酒を作る方法もあるみたいですが、うちは炊飯器には基本的に炊いたお米が入れっぱなし(ずぼらでスミマセン💦)なので、甘酒を作る為に半日以上炊飯器が占領されるのは困ります。

その為、炊飯器での甘酒作りは断念し、甘酒を作る為にヨーグルトメーカー購入に踏み切りました。

当時購入したヨーグルトメーカーは、¥5000程度。

意外と安い!!

そして、コンパクトなので、場所を占領しません。

1Lペットボトルを縦に置く程度のスペースです。

ヨーグルトメーカーは、発酵食材全般を作ることができ、甘酒やヨーグルトの他に、塩麹、醤油麹なども作ることが出来ます。

ヨーグルトメーカーでヨーグルトや他の麹調味料も作り始めた

甘酒をきっかけに購入したヨーグルトメーカーですが、名前に「ヨーグルト」と入っているくらいだし、せっかくなので、ヨーグルトも作ってみました。

ヨーグルトの材料は、市販のヨーグルト:牛乳=1:10の割合で作ることが出来ます。

ざっくり言うと、市販プレーンヨーグルトを牛乳で薄めて、発酵させ、固めるような感じです。

手作りヨーグルトは、市販プレーンヨーグルトと比べると、味に変わりはなく、固さはちょっと緩いかなという印象です。

そもそも安価なヨーグルト。手作りしたところで節約になるのか?

プレーンヨーグルトは、そもそも安く購入できる商品なので、手作りしたところでコスパは良いのか?とふと思ったので、ざっくり計算してみました。笑

牛乳1000ml:\200、プレーンヨーグルト400g:\130として、
賞味期限も加味して3L強のヨーグルトで比較してみます。

■市販購入した場合

  \130×8個=\1040

■手作りした場合

  \200×3+130=\730

ざっくり計算ですが、手作りの方が300円程安く、節約にはなるようです。

上記計算上の前提として、市販プレーンヨーグルトの賞味期限内に3L強のヨーグルトを作ることになりますが、そもそも、1~2週間で3Lもヨーグルトを食べないとか、ヨーグルトの重さは400g=400mlでないとか、色々突っ込みもあろうかと思います。

その点を考慮すると、実際のところ、
1週間のヨーグルト消費量が1L以下であれば市販購入の方がコスパは良さそうですね。

市販プレーンヨーグルトよりも手作りヨーグルトの方が便器解消に効くかも

ヨーグルトを毎日食べていたとしても金額面で節約の効果は薄いと分かっていますが、我が家では、あえて手作りヨーグルトを常備しています。

その理由は、なんとなくの実体験として、手作りヨーグルトの方が、便秘解消に効く気がします。

雑菌が混ざってるからかな?とか思ったりしますが(笑)、一応、容器は毎度熱湯消毒しています。

あくまで実体験で、根拠はないので、参考程度に受け取ってください。

個人差が大きいので、ご自身の場合はどうなのか試されると確実だと思います。

私が定期的に作っているストック食材と調理例

ヨーグルトメーカーを活用して、我が家で常備しているストック食材は以下の通りです。

ストック食材用途材料調理例
甘酒(甘麹)砂糖やみりん代わり麹、ご飯、水牛乳で薄めて飲む
調味料代わり
塩麹鶏肉を柔らかくする麹、塩、水サラダチキン(鶏もも塩麹漬)
醤油麹コクのある醤油麹、醤油卵かけごはんにかける
ヨーグルト便秘に効くヨーグルト牛乳、
市販プレーンヨーグルト

上記いずれも作り方としては、材料を混ぜて6~8時間、ヨーグルトメーカーにセットするだけ。

慣れてくると分量を覚えるので、5分もかかりません。

【麹の入手方法】麹屋さんで定期的に大量購入し冷凍保存

上述したストック食材を作っていくと、結構な量の麹を消費します。

そこで、どこでどんな麹を購入するのか、家計の面で気になるかと思います。

まず、どんな麹か。

麹は乾燥のものと生のものがあります。

両方使用したことがありますが、仕上がったの食感は生麹の方が柔らかく美味しく感じました。

また、生麹は冷凍保存でき、基本的に乾燥麹よりも安いです。

冷凍庫に保管スペースが確保できるのであれば、あえて乾燥麴を選択する理由はないと考え、
私は、近所の麹屋さんで生麹を定期的に大量購入し、冷凍保存しています。

おおよそ単価¥1300/kgです。

他の麹屋さんの金額は分からないですが、ネット購入やスーパーに比べると、麹屋さんでの購入が安く済む印象です。

【習慣】甘酒とヨーグルトの定期摂取で毎日快腸!

甘酒や手作りヨーグルトを常備し、1~2日おきにいずれかを摂取するようにしたところ、親子ともども快便になりました。

子の便秘って、なんとなく不快感を感じるせいか、本人も気づかぬうちに不機嫌になることがあるように思います。

その心配が完全になくなったので親としても嬉しく、子としても不機嫌時間が激減したことを実感してます。

育休中は24時間子どもと一緒にいるので、不機嫌時間の減少は手に取るように感じました。

今となっては手放せない習慣です。

おやつや夕食デザートとしてのバリエーション

甘酒やヨーグルトを摂取するタイミングですが、私は、おやつや夕食後のデザートとして提供しています。

バリエーションは、だいたい以下の通りです。

  • 甘酒+牛乳
  • ヨーグルト+刻んだ果物(キウイ、桃、ぶどうなど)
  • ヨーグルト+ドライフルーツ(いちじく、レーズン、干し柿など)

ドライフルーツとヨーグルトは相性がいいので、よく活用しています。

余談ですが、私は、家族で協力して、以下の果物を栽培しており、上記ヨーグルトに入れる果物とドライフルーツは、全て自家製、自分で栽培しています。
   →オンラインショップはこちら

   桃、杏、柿、梅、葡萄、イチジク、キウイフルーツ

年間通して常に何かしらの果物が家にある我が家ですが、果物をおやつや毎食後に食べると糖分が気になるので、ヨーグルトに少量混ぜるぐらいがちょうどいいのかなと思っています。

ヨーグルトでかさ増ししている感じですね。

ちなみに、娘のお気に入りはレーズンヨーグルト、息子のお気に入りは干し柿ヨーグルトです。

レーズンや干し柿を半日以上ヨーグルトに漬けておくと、ふやけて柔らかくなり、食感も良くなるのでおススメです。

また、私は、1歳半検診で毎日牛乳を400ml摂るように指導を受けたのですが、第一子娘はそんなに牛乳が好きではなかったので、内心「イヤイヤ、無理無理ー(T-T)」と思ってました。

その為、ヨーグルトを定期摂取していると、牛乳を飲ませなきゃというプレッシャー(?)もなくなるので、一安心です。

最後に

以上のように、甘酒とヨーグルトをほぼ毎日のように親子で摂取しており、我が家ではなくてはならない存在になりました。

ヨーグルトメーカーはだいたい2日に一回は使用してます。

麹、発酵食品のパワーって凄いなとつくづくと感じています。

幼児の便秘に限らず、産後、なんか調子が悪い、元気がでない等、藁にもすがる思いで色んな健康食品を試されている方がいらっしゃれば、麹も試す価値はあるかなと思います。

最後まで読んでくれてありがとう!

今日も素敵な一日になりますように☀

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