
市販トマト缶は、スーパーなどで安く手に入ります。
その安さから、私は自分でトマト栽培を始めるまで、市販トマト缶を料理に使用していたことが度々あります。
しかし、農業を始め、トマトを自分で栽培するようになってから、割れたトマトが大量に収穫できるようになりました。
その割れた生トマトでトマトソースを作ってみたところ、、、、実に絶品!
トマトの甘み、旨味、酸味がほどよく凝縮された濃厚なトマトソースができあがりました。
- トマトを大量消費する為に、手作りトマトソースを作ってみたい
- 家庭菜園で食べきれない程のトマトが収穫でき、その使い方に困っている
- 市販トマトソースを子どもに食べさせることに対し、抵抗がある
- できたら一から料理を手作りしたい
【きっかけ】市販トマトソースを子どもには危険?!
私がトマトソースを手作りするようになった主なきっかけは、以下の2点です。
- 畑にて割れたトマトが大量に収穫できた
- 値段の安い市販トマト缶の安全性に疑念を持ち始めた
上記2.については、産後、我が子が幼児期にさしかかった頃、そろそろ子どもに市販のトマト缶を使っても良いかなと思い、前々から気になっていたトマト缶の危険性について調べてみました。
その結果、

子どもの食事に市販トマト缶を使うのは辞めよう・・・
と考えました。
というのも、トマト缶の危険性について調べてみると、市販トマト缶の缶詰め内側には、腐食を防ぐ目的でビスフェノールAがコーティングされており、それが酸の強いトマトにより少しずつ溶け、体へ有害な影響を及ぼすようです。
試験研究の中で、動物の胎児や子供が、従来の毒性試験により有害な影響がないとされた量に比べて、極めて低用量(2.4~10μg/kg体重)のビスフェノールAの曝露※を受けると、神経や行動、乳腺や前立腺への影響、思春期早発※等が認められているという報告されている。
参考サイト:厚生労働省
上記※の具体例は、以下の通りです。
ううん。上記影響の内容が重い。。。
いざ発症したら、市販トマト缶を多用した自分の行いを悔いるでしょう。
こんな経緯で、私は市販トマト缶を控えることにしました。
【絶品の味】市販トマトソースと手作りトマトソースはもはや別物!子ども受け抜群◎
市販トマト缶の使用を控えることにした私は、畑でトマトが大量収穫できた際に、試しにフレッシュトマトからトマトソースを手作りしてみました。
材料は、主に、トマト、玉ねぎ、にんにく。
味付けにケチャップ、塩こしょう。
作り方は、炒めて、煮込むのみ。
煮込む時間は多少かかりますが、工程はシンプルなので、意外と簡単にできました。
そして、味は、、、まさに絶品!!!
優しく、コクのある、市販のトマト缶では決して味わったことのない風味のトマトソースが出来上がりました。
ただ、私がどんなに美味しいと思っても、食べ遊び、食べムラなどがある2~4歳の我が子が食べてくれるかは別のお話・・・
ドキドキしながらスープやスパゲティにアレンジにして食事に出したところ、子どもの食いつきがとっても良い!
我が子は、今まで私が作った自家製トマトソースの料理をもれなく完食しており、私が作る料理の中では人気No.1です。
【作り方】生トマトから作るトマトソース
インターネットで
と検索すると、多種多様な材料やプロ直伝のレシピがヒットしますが、私がオススメしたいのは、シンプルな材料で作る以下のレシピです。
- にんにく ・・・1かけ
- 玉ねぎ ・・・1個
- トマト ・・・6個(大玉サイズ)
- ケチャップ ・・・大さじ3
- 塩こしょう ・・・少々
- トマトを湯むきする
- 玉ねぎとにんにくをオリーブオイル(分量外)で炒める
- 上記1.を上記2.に入れて煮込む
- 味付けにケチャップや塩こしょうを入れて煮込む

我が家では、上記2.~4.を電気圧力鍋で調理しています。
特に上記3.は、コンロ上で煮込むと時間がかかりますが、電気圧力鍋であれば、火を気にせずにほったらかし調理ができるので、負担がかなり軽減されます。
また、水は一滴も加えていないので、純度100%のトマトソースができあがります。
できあがったトマトソースは、以下のようなおかずにアレンジして活用できます。
<追加する材料> <出来上がる料理>
+豚挽肉、茄子、パスタ → ミートソーススパゲティ
+鶏もも肉、チーズ → チーズ&トマトソーズがけチキン
+なす、ベーコン、コンソメ → ミネストローネ
大量にトマトソースを作って、200g毎、400g毎などに小分けに冷凍しておくと、便利ですね。
【品種】トマトの品種による味の違い
私は、下記10品種以上の固定種トマトを栽培しており、大雨で多くのトマトが割れた際は、それらを使い、トマトソースを作ることがよくあります。
ブラックチェリー、トスカーナバイオレット、世界一、アロイ、グリーンゼブラ、ブラッディ、イエローパーフェクション、ステラミニ、ピーチ、バーバンク、イタリアン
上記品種の中で、加工用トマトは「イタリアン」のみ、その他は全て生食用トマトです。
最初は、加工用のイタリアントマトを栽培しておらず、割れた生食用トマトでトマトソースを作っていました。
それでも十分に美味しく、深みのある味わいに仕上がります。
ただ、もっと多くのトマトソースを作りたいと考え、加工用のイタリアントマトの栽培も始めました。
そこで、色んなトマト品種でトマトソースを作ってみて分かった事は、以下です。
始めからトマトソースを作る目的でトマト栽培する場合は、湯むきのしやすさで考えると、加工用トマトが向いてそうです。
なお、赤色以外(緑や黄色、オレンジ色等)のトマトも加熱すると、赤色に変色します。
トマトを栽培し、自家製トマトソースを作ろう
文頭でも触れた通り、市販で安いレトルトや缶詰はたくさん販売されており、忙しい日常の中ではそれらが大活躍するケースは多々あります。
もちろん私も、トマト缶以外の缶詰めは時々利用しています。
ただ、トマトソースに限っては、手作りにより絶品の味が簡単に作れるので、時間に余裕ができた時など、一度手作りしてみてもいいのかなと感じています。
特に、幼児のお子様を育てているご家庭において、子どもが食べてくれる献立に頭を悩ませる場合、自家製トマトソースを選択肢の一つとして持っておくと、便利です。
ただ、トマトソースが作れる位の生トマトを購入するとなると、1000円近くかかってしまいます。
一方、同量のトマトソースを市販で購入すればその半額以下・・・
市販トマトソースの方が、圧倒的に安く入手できます。
そこで、家庭菜園でトマト栽培をすれば、労力はかかりますが、夏場はトマトが食べ放題。
更には絶品トマトソースが作れ、
固定種トマトを栽培して種取りすれば種購入費すらかからず、実質無料で食卓が潤います。
(一石三鳥?!笑)
家庭菜園に興味があり、何を栽培しているか迷っている方は、ぜひトマトを栽培して、オリジナルトマトソースを作りましょう!



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