

3歳&4歳の年子子育て中のびわ子です。
1歳&2歳の頃に初めて母子旅行にチャレンジしました。
現在は、母子旅行が自分にとって最高の気分転換となり、2ヶ月に1回ペースでお泊まり旅行に出かけています。来月は沖縄に行く予定です。
「母子旅行」とは、夫なしで母が子連れで旅行に行くことです。
「ママ旅」「親子旅」「母子旅」とも呼ばれています。
最近では、「旅育」という言葉もよく聞かれ、下記3要素により、旅は子どもにとって有用だと考えられています。
「旅育」の3つの要素
1.旅の体験:異文化・非日常体験、旅先での交流など
引用:森下 晶美「❝旅育❞の現状と定義を考える」日本国際観光学会論文集(第20号)March,2013
2.人との時間共有:家族・友人との共通体験
想い出づくり、日常と比較した共有時間の長さなど
3.旅を素材とした教育:職業教育、郷土教育、地理・歴史教育、国際化教育など
会話力や脳の成長の観点で、「旅育」の適齢期は、3歳から9歳頃までのようなので、現在の我が子の年齢(3~4歳)としてもちょうど良さそうです。
では、旅育という観点で考えると、

親一人と旅するよりも、家族として思い出作りした方がよいのでは・・・?
そんな声が聞こえてきそうです。
そんな不安を吹き飛ばすべく、本記事では、母子旅行における子どもにとってのメリットを紹介します。
- 旅育を通じ、子どもの主体性を育てたい
- 育休中、平日に旅ができるチャンスなので子どもと旅に出かけたいが、一歩が踏み出せない
- シングルマザーorシングルファザーで旅行好きの方
- 自分が旅行大好きだが、子どもにとって旅がプラスに働くのか知りたい
現時点でちょっとでも母子で旅行に行ってみたいという気持ちがあれば、一度行ってみることを心からオススメします。
なお、この記事では、便宜上「母子旅行」という言葉を使っていますが、父子旅行の場合も同様なので、必要に応じ読み替えてお読みください。
家族旅行に行けないから親子旅行か?
世間では、親一人よりも夫婦二人揃って家族で旅行している人の方が多数派です。
では、家族皆で行けないから、親一人+子どもで行くの?
本記事で挙げるメリットを考えると、全くそんな必要はありません。
時には親一人で子連れ旅行に行く選択は有意義だと考えます。
本記事では、家族よりも母子で行った方が得られる子どもにとってのメリットをご紹介しています。
メリット①【親子の対話】家事に追われることなく、子どもとの時間を贅沢に確保できる
私にとって、このメリットが、母子旅行をする一番の動機になってます。
私はフルタイム会社員ですが、忙しない日常では、自分に余裕がある状態で
子どもの目を見て会話する時間の確保が難しいと常々感じてます。
平日の朝は、保育園へ行く準備に追われ、夕方以降は早めに寝かせようと夕飯とお風呂、洗濯に追われ、日常では時間に追われています。
土日は、落ち着いて会話ができると思いきや、
- 公園などのお出かけの準備
- 保育園から持ち帰ってきた布団等の洗濯&準備
- 臨時の家事 ←これが意外と多い
- 日用品買い物
など、結局、分刻みで行動しています。
でもね。
お泊まり旅行の場合は、物理的に家事から離れられ、子どもに全神経を集中できることができます。
日々見逃している、ちょっとした子どもの表情の機微も観察することができます。
私が子どもに全神経を向けていることを我が子が分かっているからか、旅行中は子どもも笑顔の時間が圧倒的に多いです。
その結果、子どもの悪ふざけがなく、旅の間に私が子どもを叱責することは滅多にありません。

今回の旅でも、一回も叱らなかったな
と帰宅後に思うことはよくあります。
幼児の旅は、子ども本人の記憶には残らないでしょうが、我が子に全神経を向ける尊い時間の確保の為に、幼児期に旅に行く意義は十分ありそうです。
なお、このメリットは、母子旅行だからこそ得られるもので、ココに大人が更に一人いる場合、このメリットは減少する場合があります。
例えば、そのプラス一人が夫の場合、夫婦の会話が生まれるかもしれませんが、自分の神経の半分は夫に向けられてしまうので、子どもに全神経を集中する時間が激増することはないでしょう。
また、旅の予定の認識合わせなどで夫婦間でやりとりが必要なので、その分、子どもから意識が逸れていきます。
そのプラス一人が実母の場合、ついつい私と実母がおしゃべりしてしまって、娘が会話に置いてけぼりになってしまったことがあります。
旅好きな私は、私+我が子に追加して誰か誘うか考える時もありますが、この「親子の対話」というメリットを享受するには、あえて「母子」という選択が効果的だと感じています。
メリット②【主体性】子どもが主体的に行動するようになる
旅行中は次々とわくわくすることがあると分かってる4歳娘は、自ら時計を見て、伝えてある通りのスケジュールに沿って、行動してくれます。
例えば、外遊びを終えてホテルに移動する際は

長い針が上に行ったから、次はホテルに行くよー!
食事を終えてお風呂に入る際、

ホテルを探検しながら、大きなお風呂(大浴場)に行くよー!
などと、弟を率いて先陣切ってくれます。
旅先では、次々と楽しいことが待っているという過去の体験が、娘をこのように行動させてくれるのでしょう。
イヤイヤ期の2歳息子は、私が伝えるより、このように娘が伝えてくれた方が動いてくれます。
平日、私は子どもを急かしてばかりなので、「早くして」と言わないで済むことは大助かりです。
多少でも時計の針の動きを理解しているお年頃(3~4歳以降)のお子様には、この「主体性」というメリットが大きくあると考えます。
なお、我が家の場合、夫含め家族4人で出かけると、出先では親+子どものペアでの行動となり、結局4人で動くことが少ない上に、娘が戦陣切って行動してくれる様子は見られません。
母一人だから

パパの代わりに副班長になれる・・・!
私がしっかりしなきゃっ!!
という思いが芽生えるのでしょう。
旅の回数を重ねる毎に娘の主体性、リーダーシップ、引率力などが身に付いているように感じます。
更に、幼児期の親子関係は、どうしても対等というよりも上下関係になりがちですが、娘が主体性を持ち頼りになることで、無意識のうちに私と娘との会話がまるで友人との会話のように、対等で意志を尊重した会話となっており、私自身も嬉しく思います。
メリット③【前向き】親子で旅行を楽しみに日々前向きに過ごせる
最近の我が家は、近場も含めると2ヶ月に1回のペースで、母子でお泊まり旅行に出かけていますが、宿泊費節約のために私は会社の年休を利用し、平日に旅行に行くことが多いです。
大人が平日に会社を休むと土日以上にワクワクするのと同様に、
4歳の娘も保育園を休んで出かけることが楽しいようで、

次はどんなところに行くのかな♪
(次はいつ保育園を休めるのかな♪)
と楽しみにしてくれます。
隙あれば保育園を休みたいタイプの娘にとっては特に、保育園を休んでいつも行かないスポットにお出かけできることは、一大イベント。
計画段階から、旅行の風景やアクティビティの話をしたり、それにちなんだ絵本を読んで予習することで、旅に行くまでの数ヶ月ほど、日常の会話が弾み、ワクワクした時間を親子で共有することができます。
気軽に、母子で旅に行こう!
本記事では、母子旅行における子どもにとってのメリットに焦点を当てました。
旅を始めた当初は、母子旅行は親にとってのメリットの方が多いと感じていました。
しかし、旅における子どもの成長を感じるにつれ、実は子どもにとってもプラスに働いていると気がつきました。
なお、母子旅行の親にとってのメリットは以下に掲載しております。
夫婦二人の予定を調整して旅行を計画することは結構ハードルが高いですが、自分一人であれば予定調整も比較的容易で、気軽に旅の計画が立てられます。
本ブログが母子旅行に出かけるきっかけになれば幸いです。
更に、「家族旅行の方が良い」「母子旅行は可哀想」と行った固定概念を覆すことができたら嬉しい限りです。
今日も読んでくれてありがとうございます。
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